作詞作曲:hinayukki
歌唱:KAITO V1 コーラス:鏡音リン,レン
立ち止まる背に言葉を掛けて 応える声を待つ
応答もないまま 振り向かないまま 桜の花びらと行く
思い起せばありふれた 朝を 昼を 夜を 廻る
なんてことない 日常風景 それが僕の全てだった
頼りない足取りで歩く あちらこちら 行ったり来たり
困り果てたその表情に 不思議なほど目が離せない
話し掛けようと立ち上がる どうしてかな 声が出ない
一人に慣れ過ぎた僕の 震える喉が 渇いていく
上手くいかないなんて事 どうせちっぽけな人生だろ
騒いで愚痴って夜も更けて 綺麗に忘れて日が昇る
明日も次も次の日も きっと同じ事の繰り返し
飲んで愚痴って夜も更けて 綺麗に忘れて日が昇る
そうやって俯いて へたれてる僕を
呆れる様に でも いつも励ましてくれた
思い起せば君がいる 朝が 昼が 夜が 廻る
なんてことない日常風景 君が僕の全てだった
例えば此処に僕が一人 君は何処か遠い所
辛いなんてもんじゃないな それじゃ世界が廻んない
5年後も10年後も 君と一緒なんて保証は無いから
今だけは少しくらい 甘えさせてよ ねえ
明日も次も次の日も きっと同じ事の繰り返し
飲んで愚痴って夜も更けて 君がいるから日が昇る
今日でお別れなんて事 ずっと覚悟してた事だろ
「じゃあな」って離れてく背に 掛ける言葉は風に消えて
立ち止まる背に言葉を掛けて 応える声を待つ臆病者
応答もないまま 振り向かないまま 桜の花びらと行く