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廃墟に降る花

作詞作曲:hinayukki

歌唱:KAITO V1

薄雲に隠れ月明かり淡く輝き

廃墟を照らし始め
立ち尽くす僕等の足元には瓦礫が積み重なり

崩れる悲鳴が聴こえる

重い空気と共に雨が降り

水溜りが円を描いていく
止まった秒針も動かぬまま時は流れ

月は今尚、廃墟を照らし

ひらり、舞う白い花弁 黒い影を埋め
僕等を凍てつかせ降り積もっていく

凍える手握り合い 僕等は生きた
吹雪く冷たさに 何度涙溢して来ただろう
苦しみも哀しみも いつかはきっと
力になるんだと言い聞かせ 両手に息を吐く

一人二人消えてく 屍重ねていく
残るは君と僕 どちらが先に行く…?

降る花と 月の灯に 両手を広げ
微笑み踊る君が何故か哀しく思えた

白の地平 黒の影 色戻す頃
廃墟に佇む彼は独り 過去に花手向けた

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