作詞作曲:hinayukki
歌唱:KAITO V1 , MEIKO V1
SE無し
深々と 降り積もる 白き雪の歌
凍てつく眼の先に 美しき赤鬼を見る
あかい 鬼は 獲物 息をひそめ
あおい 人は 敵 息をひそめ
木の葉 落ちる 刹那 光る いざや参ろうか
白刃閃き 火花を散らせ
あかく 花がほころぶ
鬼よ 舞えや 人と共に
さあ 人よ舞えや 鬼はこちらぞと唄う
視線交われば 熱く揺れる
心 炎のように
僅か 時を 君と共に
さあ 僅かの時 あかく彩れや
鬼を追うは人の子よ 喰われる前に喰らう者
死ぬか生きるかの逢瀬 互いの血に染まれ
この胸に抱く 名も知らぬ感情
秘して 美しき誇りを尊ぶ
白き 首を 狙え 息を吐けば
四肢を 裂いて 喰らえ 息を吐けば
月が 満ちる これが 最後 いざや参ろうか
白銀世界に 紅が散る
錆びた匂いが滲む
幕を下ろせ 終わりを舞え
さあ 人よ舞えや 首はこちらぞと唄う
視線交われば 熱く揺れる
心 炎のように
燃える想いを 切り裂いて
さあ 僅かの時 あかく彩れや
白刃閃き 火花を散らせ
あかく 花がほころぶ
鬼よ 舞えや 人と共に
さあ 人よ舞えや 鬼はこちらぞと唄う
視線交われば 熱く揺れる
心 炎のように
刹那 時を 君と共に
嗚呼 刹那の時 あかく彩る……
静けさに 雪の衣を 纏う花
かの鬼に似た紅よ 寒空の下 凛と咲く
ささやかに 胸に残る 名もなき花
この手の中 春を待たず落ちる