作詞作曲:hinayukki
歌唱:VY1
せせらぎに身をゆだねて
ゆら…ゆら… 流れ流れてゆく
幾枝葉をくぐり抜け
何処へと 漂う
鈴音が鳴く黄昏に
てぃり…てぃり… 誰が為に囀る
迷える人のしるべに
彼の鳥は 歌う
その声は 闇に咲く月明り
その歌は 孤独と慈愛に満ち
導かれ 歌声を追いかけて
夢は覚め 夜が明ける
五月雨降る 丑満つに
揺らめく 小さき影ひとつ
冷えた躰を震わせて
暗い森を彷徨う
鈴音は鳴く憐れ子に
てぃり…てぃり… 「此方へ」と囀る
孤独な導き鳥と
人の子は出会う
抱きしめた命は
小さく 儚く 故に尊く
その微笑みを絶やさぬように
護ると永久に誓う
駆け抜けてゆく日々
輝いて 閃光の様に過ぎ去って
夢を見る程 いつか訪る
別れに身を震わす
夢の終わりは雨
眠る君の手を握りしめて
いついつまでも
君が愛した この聲
響かせていよう
てぃり…てぃり… 彼が為に囀る
彼岸へ旅立つ朝に
その肩に 寄り添い
鈴音が鳴く暁に
てぃり…てぃり… 想い出を囀る
孤独な心の中を満たすように